地方から首都圏へ移住する前に準備すべき5つのこと!ケアマネの私が実体験から語る!

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地方から首都圏へ移住する前に準備すべき5つのこと!ケアマネの私が実体験から語る!

地方でケアマネージャーとして働いていたけれど、「もっと多様な職場で経験を積みたい」「収入を増やしたい」と思って首都圏移住を検討している方は少なくありません。

しかし、いざ移住となると「仕事」「住まい」「生活環境」…考えることが多く、不安になるのも当然です。

特に地方から遠方の首都圏への移住となれば、人生の一大イベントになります。

そのため移住をしたいと思っても、結局、実行するまでに至らずそのまま地方で暮らす人も少なくありません。

私は地方でケアマネとして10年勤務し、主任ケアマネの資格で首都圏への移住を実現しました。

今も主任ケアマネとして勤務していて、移住の決断は正解だったと実感しています。

そこでこの記事では、実際に移住した私が、**「これは準備しておいて良かった!」**と感じたことを5つに絞ってお伝えします。

地方から首都圏へケアマネの資格を持って移住を検討されている人は、必ず最後まで読んでください。

こんな人に読んでほしい

・地方から首都圏へ移住したいけど、何から始めたらいいのかわからない

・ずっと地方で暮らしている私が、首都圏で本当に生活できるかが不安。

・実際に移住してから取り返しがつかない後悔はしたくない・・・。

【仕事】首都圏での求人リサーチと比較は早めに!

首都圏では居宅・施設・地域包括などケアマネの求人が多く、条件も環境も様々です。

地方と比べると「利用者数が多い」「ICT導入率が高い」「年収が高め」などの特徴があります。

首都圏といっても範囲は広く、まずは自分がどこの地域に住むのか、どこなら働けそうか情報を集めます。

情報収集のポイント
・エリア別(例:東京23区内、郊外など)の求人をチェック
・通勤時間や福利厚生、勤務条件を要チェック
・転職サイトや転職エージェントに登録する

エリア別の求人をチェック

地方での転職でもそうですが、ある程度市町村に絞って探すのが通常ですよね。

例えば東京都に移住するにしても、その範囲は広く求人数は膨大です。

東京ならまずは「23区内」なのか「郊外」かの、どちらかだけでも決めた方が良いです。

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私は住宅購入も考えていたので、最初から23区ではなく郊外に絞って探しました。

住みたい市区町村が決まっていたり、2.3箇所の候補がある場合は、さらに探しやすいです。

住みたい場所が限定されていないのなら、逆に仕事を見つけてから住む場所を考えるのも一つの手段です。

通勤時間や福利厚生、勤務条件をチェック

首都圏では、東京都近郊に住んで23区に通勤する人が多いです。

その場合は住む場所との通勤時間や電車やバスなど、交通の利便性を考えて慎重に決めましょう。

実際に勤務してからの福利厚生や勤務条件は、しっかりチェックしましょう。

求人内容のチェックポイント

・年間休日日数、勤務形態。夜勤の有無や月の出勤日数を比べましょう。

・求人の会社に通うための住まいの家賃相場を比較。

・福利厚生。賞与、有給取得、特別な休日の有無、退職金制度など。

転職サイトや転職エージェントに登録する

地方から首都圏へ、ケアマネの資格を持って転職するなら、転職サイトへの登録をお勧めします。

まず転職サイトと転職エージェントは違うということを理解しておきましょう。

転職サイト、転職エージェントの一番の違い

転職サイト
・条件を登録して、自分で求人へ応募します

転職エージェント
・転職活動をサポートする担当者がつきます

土地勘のない場所への転職活動では、転職エージェントの担当者と相談しながら活動する方が効果的です。

首都圏へ移住して仕事を探すなら、こちらの記事も参考に

ケアマネの年収は首都圏が有利?地方との収入差と理由を解説!

【住まい】賃貸契約に必要な条件と下見の重要性

高齢になると賃貸契約が難しくなることが多いのは、地方でも首都圏でも同じです。

若いうちでも首都圏では「保証人」「収入証明」など厳しい条件が求められることもあります。

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私の上京は収入条件はクリアでしたが、緊急連絡先が必ず必要で、息子がなってくれました。

賃貸物件内覧の前の準備


・移住後のケアマネの収入を証明できる書類を用意

・移住前に1日で複数内覧できるプランを不動産屋へ依頼する

・できる限り「職場から30〜40分以内」を目安に探す

移住後のケアマネの収入を証明できる書類を用意

移住する順序は「仕事を決める」→「住まいを決める」です。

それは賃貸物件を借りる事前審査に、「内定証明」や「見込み収入額」が必要になることが多いからです。

首都圏の賃貸物件のほとんどが「家賃保証会社」を利用することが前提です。

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「家賃保証会社」が保証できる収入見込みがなければ、事前審査に通りません。

内覧に行く際には、収入見込み額がわかる書類を事前に準備しておきましょう。

「内定証明」や「見込み収入額」を書面で提示することは、会社に依頼すれば容易に取り寄せられます。

移住前に1日で複数内覧できるプランを不動産屋へ依頼する

地方から首都圏へ移住する際でも、賃貸物件は必ず実際に内覧して決めましょう。

写真や動画などではわからない、騒音や道路、エントランスの雰囲気で、住みやすさがある程度わかるからです。

もちろん地方から旅費をかけて首都圏で内覧するには、それなりの費用と時間がかかります。

物件内覧の手順
①インターネットで物件を検索する
②案内してもらう不動産屋さんを一件に絞る
③インターネットで見つけた物件を数件伝えて内覧を希望する
④1日で事前審査申込ができる予定を立ててもらう

遠方への物件内覧には、仕事の調整、1日の時間配分、必要に応じて宿泊先の確保が必要です。

1日で物件を内見して、申込書類を記入して、審査を申込までするのに何時間もかかります。

当日にそなえて計画をしっかり立てて行動しましょう。

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遠方から上京する人は特に計画が大事です。

私も地元から東京へ1泊で3件の物件を内覧する予定を立てて実行しました。

できる限り「職場から30〜40分以内」を目安に探す

徒歩でも電車でも、とにかく通勤に1時間以上かかる場所を選ばないことを目安にしましょう。

地方では自家用車で通勤する人がほとんどですが、首都圏は電車通勤の割合が圧倒的に高いです。

長年地方で生活してきた人にとって、毎日の電車通勤が長時間になるとストレスが大きくなります。

また地方と違い、首都圏の電車はよく遅延します。

そのため私は目的地への時間が決まっている日は、時間よりとても早く到着する電車に乗ります。

通勤時間は短いことに越したことは無いです。

仕事が決まってからの物件探し、頻繁に引越しもできないので、ストレスにならない距離の物件を選びましょう。

【生活費】家計シミュレーションは必須

物価の差は実際に暮らしてみないと分かりづらいですが、家賃・交通費・食費は工夫次第で大きな差が出ます。

特に「一人暮らし」「単身赴任」の場合はシミュレーションして計画する効果が高いです。

家計シュミレーションのポイント

・家賃はエリアによって、7万円〜9万円程度が目安

・日々の交通費を計算する

・想定年収と必要経費、今の生活費で実際に計算する

・どこを削減するか、できないかをまとめてみる

家賃はエリアによって、7万円〜9万円程度が目安

首都圏の家賃が地方より高いのは誰もが知っていることですが、実際の数値は調べて初めてわかります。

私は東京都へ移住したので、ここで言う家賃7万円〜9万円というのは東京都のことです。

東京都の場合7万円は23区外の郊外エリア、23区内でも9万円までに抑えるのが目安です。

もちろんもっと安いところも、逆に高いところもあります。

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家賃7万円〜9万円というのは、ストレスなく生活できるレベルの物件です。

日々の交通費を計算する

地方ではほとんどの社会人が自分の車を持っています。

首都圏へ移住する時に、車を自己所有するのか、電車などの公共交通手段を使うのかは重要な選択です。

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私の場合は、仕事が在宅ワーク推奨の居宅ケアマネなので、自己車両で訪問するため自己所有しています。

車を持たない生活では電車やバス、タクシーなどの交通機関を使ったとしても、かなり経費削減になります。

また、毎日の交通費が明確なので、車と違って計算が容易にできます。

想定年収と必要経費、今の生活費で実際に計算する

首都圏へ引っ越して生活が困窮するのでは、せっかくの移住も意味がありません。

首都圏での生活を続けるための必要経費と生活費を計算する必要があります。

経費と生活費を計算することで、仕事を探す時には目標年収もわかります。

首都圏での生活はお金がかかると思われがちですが、生活費の食と衣に関しては、地方の首都圏も同じです。

高いものを求めれば、いくらお金があっても足りません。それは地方でも同じです。

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逆に首都圏方が衣、食は安いものもたくさんあります。

どこを削減するか、できないかをまとめてみる

首都圏に限らず転居するとしばらくは、家電や収納、小物などの買い物が増えるため出費が多くなります。

無駄遣いは避けるべきですが、生活環境を快適に整えるための出費は必要経費です。

何もかも思い通り希望通りにするのではなく、削れるものは削り、快適な生活に必要なものは揃えましょう。

どこを削減できるのか、必要経費なのかを視覚的に判断するよう、まとめてみることをお勧めします。

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私は移住を機会に固定費を削減し、生活スタイルも変えたので、生活全般がシンプルになりました。

【人間関係】孤立しないための「つながり」作り

地元でご近所や同僚・友人との交流があった人も、住んだことのない土地で「孤独」を感じることがあります。

特にケアマネは一人での仕事も多いため、利用者や家族以外との交流がない人も少なくないです。

もともと一人で過ごすのが好きな人は特に寂しさを感じないと思います。

首都圏での暮らしに寂しさを感じる人は、人との繋がりができる環境を自分で作る必要があります

移住しても人とつながり続ける方法
・地元の友人や家族との連絡はこまめに取る
・地域のコミュニティーに参加する
・地域のSNSを活用する
・ケアマネ研修会で仲間を作る
・オンラインコミュニティーで交流する

知らない土地で生活する時の大きな不安が、人とのつながりが無くなることです。

しかしケアマネの仕事をすると、研修会の参加や地域包括などの他法人との付き合いもせざるおえません。

その特性を逆に生かして、同業界の繋がりから仲間づくりをするのが一番簡単な方法です。

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私はその他、自分の興味がある内容のオンラインコミュニティに参加しています。

全国規模なので、各所でリアルなオフ会にも参加できて、人脈作りが楽しいです。

首都圏へ移住すると、電車や新幹線での外出がしやすくなります。

せっかくの首都圏移住。異業種のコミュニティーも構築する方が、日常生活を楽しめます。

【情報収集】移住先の市役所+αの現地調査を!

移住先の市役所や市民センターは情報の宝庫です。生活に必要な収集にとても役立ちます。

市町村によっては独自のアプリを持っているところもあり、情報がいつでも入手できる場合もあります。

他にも、スーパー・駅前・病院の雰囲気など「実際に歩いて確かめる」とイメージがつきやすいです。

現地での情報収集方法
・市役所の福祉関連窓口を訪問
・現地で「昼間」「夜」の雰囲気を比べる
・ショッピングセンター・バス路線なども確認

移住先へ実際に出向いて現地調査をすることは、実際の移住生活で大変役に立ちます。

勢いで地方での生活の全てを一新して、首都圏での暮らしが失敗しないように、思いつく準備はしっかりしましょう。

まとめ|「勢い」も大事。でも準備はもっと大事!

首都圏への移住は人生の大きな転機になります。

しっかり準備をすることで、不安を減らし、より自分らしい働き方・暮らし方を実現できます。

移住するために今の仕事、住まい、友人との距離感の全てを変えることは、人生の一大事です。

移住には「勢い」も大事!でも準備はもっと大事!

あなたの人生の大きな分岐点となる移住計画です。

しっかりシュミレーションして、後悔のない移住を実現しましょう。