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地方から首都圏への移住を検討するときに気になる一番の内容が収入と支出のバランスですよね。
ケアマネージャーとして働くうえで、「どこで働くか」は収入に大きく関係します。
特に首都圏では、年収が地方よりも高くなる傾向がありますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?
そして実際に年収が高くなったところで、生活費とのバランスはどうでしょうか?
そこでこの記事では、地方と首都圏のケアマネの年収の差・生活費とのバランスをまとめました。
地方から首都圏への移住生活を収入と生活費のバランスで考えたい人は必ず最後まで読んでください。
こんな人に読んでほしい
・地方と首都圏でケアマネの収入はどのくらい違うの?
・ケアマネは結局介護保険の仕事だからそんなに変わらないと思うけど・・・
・収入が上がっても生活費が高かったら意味ないと思うけど・・・
・都会でケアマネの仕事をして生活できるならやってみたい。
実際どうなの?首都圏と地方のケアマネ年収比較
収入が同じなら、地方から物価の高い首都圏への移住は、生活が苦しくなるだけですよね。
そこでここでは実際の厚生労働省の調査や、求人情報から見える傾向を以下にまとめました。
✅ケアマネの年収の目安(※地域・経験により変動あり)
地域 | 年収(目安) |
地方都市 | 約320〜380万円 |
中核市クラス | 約370〜430万円 |
首都圏 | 約420〜500万円以上 |

首都圏のほうが月給で2〜5万円ほど高い傾向にあります。
賞与や福利厚生が手厚い法人も多いため、トータル年収で差が広がることもあります。
私は実際に地方で働いていたときの年収は380万円、上京してからは510万円へ上がりました。
ケアマネの仕事はもともと好きでしていますが、年収アップは更にモチベーションアップにつながります。
首都圏で年収が高くなる理由
実際に私は地方に住んでいたので、地方にいながら東京都の求人検索をして情報を集めました。
地方での私のケアマネの年収は、380万円でかなり良い方だったと思います。

東京で生活するなら、当然生活費が上がるため、私は年収が高くなる会社だけをピックアップしました。
東京都の求人には380万円の年収より低い会社も実際にありました。
東京都の同じ地区であってもケアマネの年収は様々でしたが、多くの会社が地方の年収より多いです。
✅ 人材不足による「給与の底上げ」
全国で高齢化が進み介護業界の人手不足は深刻化しています。
なかでもケアマネは、資格取得の困難さと業務多忙さからか、資格保持者も少ないです。
首都圏ではケアマネ資格者の奪い合いが起きている地域もあります。
求職者は同じケアマネで働くなら給与の高いところを選び、求人競争が激しいことから給与水準が高くなります。
✅ 法人規模が大きく、資金力がある
首都圏の介護事業者は、大手法人・医療法人グループが多く、処遇改善加算もしっかり活用されています。
ケアマネに処遇改善加算を算定する改善案も進行中です。

2024年度から東京都では、ケアマネに対して毎月1万円の支援金が給付されています。
居宅介護事業所のみを経営する会社は少なく、訪問看護や通所介護などの介護事業、入所施設を運営していることが多いです。
✅ インセンティブ制度あり
地方で働いていた頃は、担当件数が何件であっても、経験年数による収入でした。
そのため同僚のケアマネの担当件数に大幅な差があっても収入は同じでした。
首都圏でのケアマネの収入は、基本的なベースは決まっていますが、成果報酬の算定もあります。
例えば、「担当件数に応じた手当」「役職手当」「資格手当」などがそうです。
成果に応じた給与アップ制度がある事業所が多いので、仕事へのモチベーションアップに繋がります。
年収だけでは語れない「生活コスト」の視点も
一方で、収入が上がっても生活費も上がるのが首都圏の特徴です。
特に目立って差がでるコストは、何といっても賃貸物件の家賃です。
収入が増えても、可処分所得(自由に使えるお金)が増えるとは限らない点には注意が必要です。
✅地方と首都圏での生活コスト比較
項目 | 地方 | 首都圏 |
家賃相場 | 3〜5万円 | 7〜10万円以上 |
通勤コスト | マイカー中心 | 電車・定期代が必要 |
食費・外食費 | 店舗による | 店舗による |
通勤コストについては、首都圏でマイカーを所有していない場合は、首都圏の方が経費がかかりません。

マイカー所有にかかる経費は、電車代に比べて高額です。
地方から首都圏へ移住した私の経験では、大きな違いは家賃・土地代です。
他の生活費については地方も首都圏もほとんど変わりはないという印象です。
衣・食・住のうちの『衣・食』に関しては、高価なものを選べば高いので地方も首都圏も一緒です。
首都圏で年収を上げるためのポイント
住んだこともない首都圏で、ケアマネとして年収を上げるにはどうしたらいいか。
地方から移住するため土地勘が無く、地域情報もわからない状態で、高い収入を目指す方法。
✅ケアマネとして今より高い収入を得る転職活動
チェックポイント
・複数の求人サイトで条件を比較
・役職(管理者)や主任ケアマネを目指す
・ICT・タブレットに強い人材になる
・居宅 or 有料施設系は比較的収入が高め
複数の求人サイトで条件を比較
ケアマネの求人を探すなら求人サイトを推奨します。
私も実際に3社の求人サイトに登録して、現在の職場へ就職しました。
求人サイトによって扱う企業が違うため、複数登録するのがお勧めです。
特に地方から首都圏への転職活動は、オンライ面接できることが求人サイトの強みです。
役職(管理者)や主任ケアマネを目指す
求人の中には「管理者候補」や「主任ケアマネ」という限定したものも多数あります。
特に首都圏では主任ケアマネが不足しており、主任ケアマネを持っている人は転職活動に困ることはありません。

私が利用した転職エージェントの担当者も、主マネを持っている人は業界の勝ち組だと言っていたほどです。
管理者としても活躍できる主任ケアマネが、事業所内に複数人いるのが事業所としては理想的なのです。
ICT・タブレットに強い人材になる
ケアマネの業務には書類作成や記録作成など、パソコン業務が大量にあります。
また、毎月の国保連への請求業務(給付管理)も、ソフトウェアを使用しての伝送のみです。
ケアマネを続けていくなら、パソコンやタブレットの基本操作ができることは必須項目と言えます。
今では厚生労働省でもICTの積極的な活用を推奨しています。
ICT活用を進めている事業所に就職したら、在宅ワークも可能となるため、働きやすさも格段に違います。

私の所属する企業は、複数の拠点の会議や書類の共有化をオンライン上で行うことで、時間を有効活用できます。
居宅or有料施設系は比較的収入が高め
これは地方にいる時から思っていますが、例えば「社会福祉法人」よりも「株式会社」をお勧めします。
ケアマネの経験が10年以上の私が感じていることですが、企業が経営する事業所は収入が高いです。
営利法人では本人の功績により、昇級やインセンティブ制度があることで、頑張った分の収入があります。
特に地方から首都圏へせっかく転職するのであれば、少しでも年収が高いところを選ぶべきです。

母体が大きい法人の方が安心感はありますが、ケアマネは仕事に困ることはないので、倒産したら考えるくらいでちょうど良いです。
移住経験者私の体験
私は地方から東京に移住して、年収は380万円→510万円へ。100万円以上アップしました。
担当件数は入社2ヶ月で40ケースになりましたが、地方にいる時から同じ件数担当していました。
10年の経験を持つケアマネとして転職したことで、地域が違えど内容は同じです。

移住当初は道がわからないことで毎日が大変でしたが、毎日続けていると半年もあれば慣れてしまいます。
私の所属する企業は特にICTを活用しているため仕事の効率化が進んでいます。
通勤電車のストレスもなく、事務仕事は自宅でできるので、時間あたりの負担はむしろ軽くなりました。
地方にいるときには泊まりがけが当たり前だったイベント参加も、今は電車で気軽に出掛けられます。
もちろん家賃は高くなりましたが、それでも生活の選択肢が広がったことの価値は何よりも大きいです。
この記事のまとめ
年収アップを狙うなら首都圏への移住は「あり」だと断言します。
私は実際に地方で10年ケアマネをして、主任ケアマネとして上京しました。
今も主任ケアマネとして働いていますが、本当にあのとき大きな決断をして良かったと実感しています。
首都圏へ移住するポイント
✅求人数と収入を下調べして、年収ができる限りアップする会社へ応募する
✅生活コストと自分の働き方を検討して、仕事のバランスを模索する
✅「首都圏✖️ケアマネ」の転職は、専用のサイトを活用すると上手くいく
✅思い立ったらなるべく早く実行する
地方から首都圏への移住を考えている人は、なるべく早く行動するのが一番のカギです。
どこにいてもそうですが、転職するなら少しでも早いうちが良いのです。
特に首都圏への移住は、知らない土地や環境に馴染むのにも、それなりのストレスはかかります。

精神的に順応可能なうちに移住されることをお勧めします。
そして移住について調べるうちに、もし地方に居続ける選択をされたなら、それも正解です。
20年先に後悔のない人生を送るために、今できることで行動を起こしましょう。