ケアマネを辞めたい…3つの理由!ケアマネの心が折れる理由と解決策

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ケアマネ

もう限界…。毎日、支援経過と計画書に追われて、その間に電話や訪問の毎日。
いつも3つ、4つを同時対応で頭がパンクしそう。
私、ケアマネ向いてないのかな……辞めたい。

主任ケアマネ

その気持ちよく分かります。
私もケアマネ初心者の頃、業務に追われて「限界かも・・・」と感じたことが何度もありました。
でも、安心してください。あなたが辞めたいと思うのは、能力不足ではありません。
『仕事量の構造がおかしい環境』にいるだけなんです。

ケアマネジャーの仕事は、「介護サービスの調整役」ですが、現実はそんな簡単な仕事ではありませんよね。

実際のケアマネは利用者ごとの担当制です。

あまりにも問題が頻発することが重なると「自分だけが大変だ」と孤独感さえ感じますよね。

ケアマネの日々の業務は言葉にするとこんな感じです。

  • 法令遵守で山のような書類作成
  • 集中力を断ち切る電話と緊急対応
  • 常に複数の課題を処理するマルチタスク

言葉でまとめると簡単に説明できる業務内容ですが、実際に同時多発的に頻発する業務でもあります。

どんなに優秀な人でも疲れや限界を感じるのは当たり前なのです。

そこでこの記事では、仕事量の多さに絶望して「ケアマネを辞めたい」と感じている人の解決策をまとめました。

私自身、現在も主任ケアマネとして、ケアマネを14年続けています。

担当件数は要介護35件、要支援は20件担当しています。

ケアマネの経験者なら、この担当件数がいかに大変な仕事量かお分かりでしょう。

しかし私は、今現在ケアマネ業務を楽しみながら続けています。

ケアマネを辞めたい方へ、どうしたらケアマネ業務を辞めたいと思わず続けられるのかを具体的に解説します。

この記事を読むと「私がダメだったわけじゃないんだ」と心が少し軽くなり、次の一歩が見えてきます。

ケアマネを辞めようか続けようか迷っている人は、必ず最後まで読んでください。

40代でも遅くない!ケアマネ未経験者のための転職先ランキング&職場選びのポイント

タップできる目次

【理由1】終わらない書類作成!記録と計画書で事務処理に追われる

「ケアマネの仕事は、相談業務ではなく事務作業だ」と思っている人も多いです。

実際には日中は利用者宅への訪問や電話対応に追われます。

私が落ち着いてパソコンに向かえるのは、早朝と訪問が終わった後です。

初心者ケアマネの頃は、「これ、いつ終わるんだろう…」と気が遠くなる思いもしました。

支援経過と計画変更すべてが書類業務

「後でまとめて打とう」と思った支援経過が、気づけば1週間分溜まっている…。

これこそがケアマネの精神的焦りを追い詰める最大の原因です。

記憶を掘り起こしながら打ち込む作業は、想像以上に脳のエネルギーを消費します。

「あの時、家族なんて言ったっけ?」と思い出す時間さえも、大きなストレスとタイムロスを生みます。

モニタリング訪問の焦り

毎月必ず予定を埋め尽くすのがモニタリング訪問です。

担当件数が40件近くなると、カレンダーは訪問予定で埋まってしまいます。

「今月、まだあの方の約束をまだしていない」という焦りを感じながら、他の人の訪問に行く日々。

丁寧な支援をしたいという理想と、とにかく回らなければならないという現実のギャップが生まれます。

監査への恐怖

常に心の片隅にあるのが「実地指導(監査)」へのプレッシャーです。

「日付の整合性は合っているか?」「署名の漏れはないか?」「会議の要点録は抜けていないか?」

不備を指摘されることへの恐怖から、必要以上に書類を完璧に仕上げようとしてしまいます。

この「減点されないための仕事」に膨大な時間を費やすことも多いです。

ケアマネの業務負担軽減を国は推奨しているものの、負担軽減できていないのが現状なのです。

具体的な事務作業の負担

書類作成は、ただ文章を打つだけではありません。

サービス提供票の作成、給付管理のチェック、各事業所へのFAX送付。

これら一つひとつは小さく見えても、積み重なれば数時間単位の「事務作業の壁」となります。

特にアナログな手法が残っている事業所では、コピーや差し替え作業に時間を奪われます。

会社員としての提出物

ケアマネとして雇われている会社にも、従業員として必ず毎月提出する書類があるはずです。

毎月の締め作業、勤務報告など、会社によって提出期限があるものです。

ケアマネ業務は本業なので勿論ですが、従業員としての報告書や書類提出も必要な業務です。

【理由2】電話と緊急対応!自分のペースが狂うストレス

「今日はこの計画書と訪問記録を一気に仕上げよう!」と集中している時に鳴る電話。

ケアマネの仕事は自分でスケジュール管理をするのが基本ですが、急な相談で予定が狂うことも多いです。

予定していた計画が思うように進まないもどかしさに、強いストレスを感じますよね。

一本の電話でやっと調整した予定が白紙になる。

気づいたら夕方で「今日、私は結局何ができたんだろう……」と虚しさに襲われる。

常に「何かが起きる不安」と隣り合わせの日常について整理しました。

電話が原因で、途中の作業のリズムが狂うことは日常的に起こるストレスです。

休みの日も気になる携帯

たとえ休日であっても、外出には常に社用携帯を持参するのが習慣。

「もし今、独居の〇〇さんが転倒したら?」

「トラブルの電話が来たら?」と、携帯を持っていないと不安になります。

プライベートな時間まで仕事に侵食されている感覚は、ケアマネ特有の重い足かせです。

利用者・家族・関係機関からの板挟み電話

ケアマネの電話がストレスなのは、単に「数が多い」からだけではありません。

その内容の多くが、板挟みによる「調整役」だからです。

主任ケアマネ

利用者や家族から「サービス利用の希望」により時間をかけて調整して「やっぱりやめとく」というのもよくある話。
キャンセルの連絡もケアマネがすることになって・・・。
とっても疲れますよね。

利用者と事業所の希望や主張が違っていることもしばしばあります。

それぞれの主張を汲み取りながら、落とし所を探る作業は、たった数分の通話でも疲労が溜まります。

特に関係機関との調整で「どちらにも顔が立たない」状況での電話はプレッシャーとなります。

【理由3】脳がパンク!同時進行する精神的疲労

「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ…」 頭の中は、複数のタスクに追われる生活です。

一つひとつの業務はこなせても、それが同時並行で押し寄せてくると、脳は一気に限界を超えてしまいます。

「常に何かに追われ、気が抜けない」という精神的なマルチタスクこそが深い疲労の正体です。

常に複数の対応を同時に考える脳の疲労

ケアマネの日常は、利用者や事業所からみれば、平穏に感じるかもしれません。

しかし現実は、いつも段取りや次の予定、問題の解決策などを考えながら過ごしています。

  • 車を運転しながら、利用者や事業所へ連絡
  • 信号待ちの間に、手帳を確認する
  • 利用者宅で話を聞きながら、次の会議の段取りを立てる

このように、常に複数のタスクを「バックグラウンドで走らせている」状態です。

普通の事務職や現場職ではありえないほどのエネルギーを消費します。

夕方、事務所に戻る頃には、考える力さえ残っていないので、訪問記録にとりかかる余裕はありません。

「忘れてはいけない」というプレッシャー

マルチタスクが辛いのは、そのすべてに「責任」が伴うからです。

「あの書類を明日までに作成しなきゃ」

「デイサービスの見学調整・・・」

「認定結果を確認して、担当者会議を調整しなきゃ」

こうした無数の「忘れてはいけないこと」が常に脳にこびりついています。

仕事が終わっても、お風呂に入っていても、残った仕事のことが気になります。

この「24時間365日の緊張感」が、私たちの心をじわじわと削り取っていくのです。

担当40件は本当に可能?仕事量と給料のバランス

「担当40件なんて大変で無理!!」 そう思っている方は多いはずです。

実際、何のサポートも手当もなく40件を抱えるのは、ただの苦痛でしかありません。

しかし、実は「40件持っていても、心にゆとりを持って働いているケアマネ」も存在します。

その違いは、個人の能力ではなく、事業所の「仕組み」にあります。

【体験談】インセンティブがあるから「40件」がモチベーション

私自身、毎月43件前後の担当を持っていますが、実はそれほど苦痛はありません。

その理由は、私の事業所では30件を超えると「1件につき3,000円」のインセンティブが支給されるからです。

40件持てば、それだけで月3万円以上の手当が支給され、年間で36万円以上の差が出ます。

「忙しいけれど、その分しっかり給与に反映される」という実感がモチベーションを保ちます。

もしこれが「何件持っても基本給だけ」だとしたら、私も件数が増えることを苦痛に感じるでしょう。

40件を「可能」にするのは事務サポートとICTの有無

インセンティブがあっても、アナログな環境では40件は不可能です。

40件を回せている事業所には、働きやすい環境が揃っています。

  • ICTの活用: 出先でタブレット入力ができ、外出先でも事務業務ができる
  • 事務員の配置: 契約書類の準備や郵送、給付管理の補助をしてくれるスタッフがいる
  • チーム制: 緊急時の電話対応を、管理者やチームメイトがカバーしてくれる体制

インセンティブがあっても、毎日事務所に縛られていては40件は回りません。

私が43件を保持しながら働き続けられているのは、事業所の「徹底した無駄の排除」があるからです。

働きやすい環境
  • 完全リモートワークと直行直帰 :訪問や事務作業に時間を充てられます。通勤や「事務所に戻るだけ」の時間は、1日に何時間も無駄にします。
  • ファックス・会議・勤怠のオンライン完結 「ファックスを送るため」「会議のため」という移動がありません。PCとプリンターも貸与されているため、自宅がそのまま事務所になります。
  • 電話対応の効率化 事務所への電話は当番制の転送。基本は担当ケアマネの携帯に直接かかってくる仕組みです。他人の電話に邪魔されず、自分の担当に集中できます。

もちろん、担当制なので「自分でやり切る責任」はあります。

しかし「通勤や会議への行き来」という、ケアマネ本来の仕事ではない部分に1分も時間を奪われない

徹底した無駄な時間の削減が、担当件数40件を可能にするのです。

「忙しさ」に見合った対価をもらう

もしあなたが今、40件近い件数に苦痛を感じているのなら、それは「自分の能力」ではなく「会社の制度」です。

環境チェック項目
  1. インセンティブ(歩合)制度はあるか?
  2. 事務作業を軽減するツールは導入されているか?
  3. 件数が増えても給料が変わらない仕組みになっていないか?

もし、ただ「件数だけ押し付けられている」状態なら、それはあなたの努力で解決できる問題ではありません。

同じ給料で、ケアマネによって担当件数に幅があれば、件数の多いケアマネが不満に感じるのは当然です。

ケアマネ資格で年収を最大限に上げたい人は、こちらの記事を読んでください。

「ケアマネで年収1000万」は経営者だけ?組織×副業で限界を突破する3つのルート

ケアマネを辞めたい環境を変える!自分に合う方法で働く

「もうケアマネなんて辞めて、別の仕事を探そうかな……」

そう思うほど追い詰められているあなたにお伝えしたいことがあります。

あなたが今、仕事量の多さに絶望しているのは、あなたの能力が低いからではありません。

単に、「非効率な環境」で、「仕事量と合わない給料」の環境にいるだけです。

私自身、インセンティブ制度があり、リモートワークで無駄を削れる環境に転職しました。

今は40件以上の担当を持ちながらも、納得の給料を受け取り、ケアマネ業務を楽しんでいます。

「辞める」前に「職場環境」を確認してください

世の中には、今のあなたの苦しみを劇的に減らしてくれる事業所が確実に存在します。

  • ICT導入で、記録の時間が半分になる職場
  • 完全リモートで、通勤ストレスがゼロになる職場
  • 件数に応じて、しっかりインセンティブで還元してくれる職場
  • ケアマネ業務のみに専念できる環境がある職場

職場環境が原因でケアマネ資格を捨ててしまうのは、あまりにももったいないことです。

自分に合う「働きやすい職場」を見つける一番の近道

ハローワーク求人や、事業所ホームページでは、「本当の残業時間」や「ICTの普及度」までは分かりません。

そこで活用してほしいのが、ケアマネ専門の転職エージェントです。

内部事情に詳しく、私たちが一番知りたい情報を代わりに調べてくれます。

「まだ転職するか決めていない」という状態でも大丈夫です。

今の職場環境を客観的に判断してもらうために、プロのアドバイザーに相談することから始めてみませんか?

無駄な時間を削減することで40件の担当受け、納得できる給料をもらいながら働く希望が叶います。

この記事のまとめ:ケアマネを辞めたい理由と解決方法

最後に、今回お伝えした内容を振り返ります。

「ケアマネを辞めたい」と悩むほど自分を追い詰めているのは、決してあなたの能力不足ではありません。

  • 終わらない書類作成:事業所のICT化が遅れている
  • 足りない時間:通勤・会議などの無駄な時間が多い
  • 脳がパンクするマルチタスク:無駄な事務作業

これらのストレスは、「ケアマネが本来の業務に集中できる職場環境」があれば解決できます。

私自身、40件以上の担当を抱えながらも、自分の時間を守る働き方ができています。

インセンティブを受け取り、リモートワークで無駄な移動時間を削減する。

これは特別なことではなく、「自分に合った環境」を選んだ結果です。

「ケアマネを辞めたい」という直感は、もっと自分にあった職場を探すきっかけになります。

どんな職場環境があるかを知ることから始めて、本来のケアマネ業務に専念できる環境で働きましょう。

私が実際に利用した転職エージェントはこちらの記事を参考に読んでください。

ケアマネ転職サイト徹底比較!おすすめランキングTOP3【失敗しない】

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この記事を書いた人

ケアマネ経験14年、現在、主任ケアマネ歴7年、居宅介護支援事業所の管理者として勤務。元職は介護福祉士で在宅介護を中心に現場勤務していました。長年の介護業界経験から、介護現場やケアマネとして働く人の気持ちを理解できるスタッフの相談役として、一人一人が働きやすい職場で活躍できるようお手伝いします。

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